千年以上の歴史があるとも言われ、江戸時代に武士の裃に染められていたことで、緻密で極細なものへと発展した伊勢型。
最高の和紙とされる美濃和紙を使い、熟練された職人の技で作られる型紙は、19~20世紀にヨーロッパを中心に開花したアールヌーボーにも多大な影響を与えたと言われています。
昭和30年には日本で初めて人間国宝(重要無形文化財技術保持者)30名が認定された時に6人もの伊勢型紙の技術者が認定され、平成5年には伊勢型紙技術保存会が重要無形文化財「伊勢型紙」の保持団体に認定されました。
伊勢型紙は日本が世界に誇れる素晴らしい芸術です。
型彫
彫り始めから、終りまで同じ大きさの孔を彫り続けます。極紋の場合、一寸四方に900もの孔を彫り、型彫に一か月以上かかることもあります。
染め色の検討
伊勢型紙技術保存会の方が使用されている道具
染打ち合わせ
京の名工 浅岡信之氏による糊型置き
きもの一反あたり90~120回、型のつなぎを合わせ、同じ力で型置きを繰り返します。見た目に分からないほどの小さなずれも、一反染め上げると大きなずれとなるため、熟練の技術が必要です。
※浅岡氏の大野国染工場の型染訪問着が「第85回誂友禅染協議会作品展」において、トップ賞の経済産業大臣賞に選ばれました。鮫小紋など多彩な型紙を駆使して制作した絵羽小紋です。
■最高の伊勢型小紋(江戸小紋)は熟練された職人の精緻な型紙と最高の染師によって完成されます■
現代日本で出来る最上級の伊勢型小紋をうめねオリジナルで!
呉服店発信のこだわりの物づくり。
京の名工、浅岡信之氏秘蔵の「幻の人間国宝作型紙」を用いて、名工浅岡氏が染めたうめね謹製の伊勢型小紋。
染色と型の決定をうめね。染めを京の名工 浅岡信之氏。そして染める生地は純国産ブランドシルク100%「世紀21」を使用しました。世紀21は「日本の絹」純国産証紙付です。
人間国宝の皆様の型紙は、緻密かつ美麗なため、染め手を選びます。
人の手による型紙と染め。その味わいと精密さのハーモニーを、ぜひ店頭にてお確かめください。
※ご成約済みの商品もございます。あらかじめご了承くださいませ。
うめね謹製伊勢型小紋、一例です。万が一、品切れの際はご了承くださいませ。
うめね呉服店公式Youtubeにて、伊勢型紙・伊勢型小紋・江戸小紋の話をしています。
江戸小紋好きの皆様はもちろん、興味のある方にはぜひ見て欲しい動画です!
今日からあなたも、伊勢型紙ファンに!