HOME | 催事・イベント情報 | 和羹塩梅(第1回)

※終了した催事です

おかげさまを持ちまして、【和羹塩梅】第1回目は好評のうちに終了致しました。
多くの皆様方に、本物の良さをお伝え、そして実感いただけたのではないでしょうか。
第2回の開催をぜひとも楽しみにしていただければ幸いでございます。

和羹塩梅~わこうあんばい~


本物をつなぐ。
着物をつくる人と着物を着る人をつなぐ。
そんな場をつくることが私たちの仕事です。
これからは、さらに本物をつくる人と本物を選ぶ人をつなぐ。
そんな場をつくることを私たちの使命とします。
どうしてか。
本物の着物を伝えることが
日本文化を継承することになると考えるからです。
きもの姿が無くなった日本の風景を想像してみて下さい。
お茶・お花・冠婚葬祭のシーンで。
本物は人を凛とし、豊かにしてくれます。
本物には心があります。
本物はつくる人と選ぶ人の関係でしか生まれないのです。

創業者 梅根為五郎

 

 

和羹塩梅


和羹塩梅(わこうあんばい)
主君を補佐してうまく国を治める有能な大臣や宰相の意。
「和羹」は様々な材料や調味料を合わせて作る吸い物のこと。
「塩梅」は塩と梅酢のこと。国政の執行を塩と梅酢を程よく加えて美味しく仕上げる吸い物にたとえたもの。
 
主役は、お客様。
素材は、本物の着物たち
 
今回は、3つの本物で「和羹塩梅」してみました。

(1)本物の古代植物染を伝える


 
式年遷宮に奉納する宝物の刺繍糸を染める山本晃氏の作品を展示。
うめねがこだわる、純国産の絹糸「新小石丸」との共演作品
『古代植物染の色無地』
をお楽しみください。
今回の染の素材は「梅」。
 

 
また、山本晃氏が染め、京縫伝統工芸士 小松二三三氏が刺繍した作品も楽しみな1枚となるでしょう。

 

(2)本物を織り続ける博多織元

皇室献上のものづくり~着物製作所 岡野

 
伝統工芸品・博多織。織元として119年を迎える、老舗の技と美、新しい着物づくりに挑戦し続けています。
オリジナルブランドとして、晴れの舞台を彩る「武一郎」、工芸の技術を駆使した「千年工房」、モダンな着物「awai」を展開しています。
 
和羹塩梅、主な『出展作品』
・シリアルナンバー織込み手機八寸名古屋帯
 (定格献上柄/変り献上柄/総浮) 
 ◎本格的な博多織なら一押し
 
・総浮本袋(正倉院/名物裂)
 ◎セミフォーマル含め幅広く活躍
 
・紹巴袋帯
 ◎フォーマルの用途に
・洒落袋帯
 
・紋織八寸名古屋帯「絵緯」
 ◎千年工房のスタンダードタイプのお洒落用
 
・紋織八寸名古屋帯「伝産」
 ◎伝統技法にこだわったオリジナル柄
 
・変り織八寸名古屋帯
 ◎自由な発想で創作したお洒落用
 
・博多織きもの
 ◎紬とお召し 生産数量の少ない稀少なきもの地
 
・武一郎
 佐賀錦織の元祖ブランド
 現株式会社社長の岡野の祖父が開発して実用新案特許を取得した
 ◎フォーマル用袋帯
 
・男物角帯
 献上柄・洒落物のスタンダード
 ◎2つ折り・3つ折りにして柄出しの選べる角帯も


 

阿修羅・阿修羅五行

紹巴:朝と夜

博多経錦紬:太極の空

網代:花網代

佐賀錦織:鳳


 

(3)うめねが求めた本物の生地

 
国産糸100%のものづくり~新小石丸の生地~

 
新小石丸は蚕の種類で、皇居御養蚕所で飼育されている品種である「こいしまる」を品種改良したものです。繭が小さめなため、生糸の量も通常より少なく、またとても細かいのが特徴です。群馬県榛名山近くの碓氷で養蚕されています。新小石丸の絹糸で織られる生地は、軽くて柔らかく、美しい光沢があります。
 

 
純国産絹の存続のため、日本の絹プロジェクトに参加しました。
蚕の餌である、桑を育てることから始め、様々な許可・認可をうけ、うめね呉服店にも希少な生地「新小石丸」が納品されることとなりました。
 


日本の絹・純国産証紙


これが、純国産の証である証紙。
生産に関わる全ての生産者と、(有)呉服のうめねの名前が入ります。
 
今回はこの生地を使用して、山本晃氏に染めをお願いしました。
 
 
※日本の絹プロジェクト~うめねの取り組み~の詳細は、こちらのページからお読みいただけます。 LinkIcon 日本の絹プロジェクト